絵日記:配信で漫画が描けてよかった日

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今日は裏の仕事をちょこっと進めた後、午後はmacbookにマイクyetiXをぶっこんでそちらのgaragebandでなにやら歌を収録していた。はてさて、何を録っていることやら。

午後の眠たい時間に歌を収録するのは割と良い手かもしれない。歌っていれば眠気は晴れる気もする。試しにノートPCをゴロンとそのへんにおいて収録しているのだが、わりと気軽に収録できる環境になっている。マイクをwindowsからmacbookにいちいち差し替えているのでそこだけが若干億劫なのだが、まあ、スイッチ切り替えのUSBハブを買うとかなんとか、そのうち対策を考えよう。なにか手がある気がする。

気軽に収録できる環境になるのであれば、つくって上げてみたい歌動画は色々あるのでとても良い。また1つ身軽になれそうで楽しい予感がしている。10月以降、なにかと良い傾向が続いている気がしていて小気味良い。

配信で描いた1ページ。今はまだ「存在しない漫画の1ページ」だが、絶対に後日存在させるのである。
存在する1歩手前に、存在しないがあるのである。

最近の配信ではコンスタントに漫画を描けていてとても良い気がする。配信をするたびに漫画を最低1P描ければ、ひと月あたり最低4ページは確保できる。配信休みの日を考えて、一応30~40pは確保できる計算になる。ふつうに1枚絵を描く回も当然あるはずだが、割と心強い数字なきがする。

以前から配信でガンガン漫画が描けたら良いな、と思ってだけはいたはずだが、この1ヶ月ほどのクオリティ?では出来ていなかったが気する。自分の中でなにか気持ちが変わったのだろうか。単純に絵がうまくなったのだろうか?よくわからないが、とにかくあたらしい良い循環が生まれつつあることを喜んでいる最中(もなか)である。

なにげに今日は少しだけ早起きした上に、配信前に3時間ほど歌と編集をしていた計算である。ああ、いつもより体が疲れていて眠い感じがする。今日はぐっすり眠れそうである。

寝るのである。おやすみである。明日も充実した日でありますように。皆にとっても良い日でありますように。

【動画全文】『描きたい話はないけど、漫画は描きたい』←これ、めちゃくちゃわかる。

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https://youtu.be/iZ8f1RVwy1o

(↑この記事は上記動画の文章全文です。文章で見たい方向け)

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あのね、描きたい話があるわけじゃないの。でも、漫画は描きたいの。
描きたい話はないけど、漫画が描きたい。
漫画を描くという行為そのものが好きなのよ。でも、先になにかあるわけじゃないのよ。そういう状況があるし、そういう人種がいるのよ。

「どういうこと?」って思うかも知れないけど、これはほんとよ。ほんとにそう。
今日、その話するね(衝動)。

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わたしもそうだし、そういう人間がどうやって漫画やって生きてくんだって、すごく悩んだのよ。でも、描きたいものがなくても、描いたらいいのよ。いきなり。

いきなり紙のもう、真ん中だよね。上からとかじゃなくていい。なんなら下からでもいい。とにかく描いちゃうのよ。体の足からとかでもいいし、目でもいいし、ケツでもいいし。とりあえず、原稿用紙の真ん中に、ドカーンと描いてしまう。

それで、描いたものから、お話を連想する。じわじわ広げていく。
セリフは思いついてないけど、吹き出しを描いてしまう。
コマ割りがどうなるかわかんなくても、どんどんコマで区切っちゃう。
それが楽しいの。そこが楽しい。で、セリフはあとで入れて帳尻を合わせたらいいの。

そういうやり方があり得るってわかってからはね、ほんとに漫画が楽しくなったし、描けるようになった。
それが本当に救いだったよね。

_____________________

計画とかなくて良いのよ。これ、面白いことにさ。

「どうなるかわからないものを描き続けるのきつくね?」って思うかも知れないけど、これが実は反対で。先がわかってて、自分にとって予測可能なもののほうが、描いててキツイのよ。

ただ作業になっちゃう。計画をなぞるだけ。そこに意外性がないのよ。
「こんな画面になっちゃった!」っていう、自分のおどろきがない。
そっちのほうがキツイ。そういう人種は、います。多いかどうか知らんけど。私もけっこう、そっち寄りなんです。

ですからね、お話が思いつかないから、オチがわからないから描かない、じゃないんです。むしろ、なにも思いついていない今がチャンスだから、さっさと描いたほうがいいんです。

で、1ページ描いたら、バーっとなにか脳みそが動き出して、前後の流れが見えてくる。そのときは、それは自分にとって意外で、予想外で。ああ、俺からこんな話が出てくるのかっていう新鮮なおどろきがあるんです。

自分の発想の限界を越えたものが出てきてくれるんです。そこが楽しくてやっている。
そのおどろきを使って、漫画を描くんです。新鮮なうちに。作業になっちゃう、その前に。

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つまり、創作というのは「自分の中にあるものを出す」という文脈で語られがちだけど、どちらかというと「自分の中にないものとあらたに出会うためにやる」というものでもあるはずなんだ。

で、今日したかったのはそっちの、後者のほうのお話なんだよね。

自分の中にないからダメなんじゃあなくって、探しにいくことが物語なんです。

あ、いいこと言ったよね(草)。良いこと言いましたよねわたくし!?!?!?(自画自賛おじさん)

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これね。社会でよしとされているプロセスとは真逆です。正反対です。

社会に出るとチームプレイするでしょう。計画が要る。人と一緒にやるから。
ですからね、社会性って計画性っていうことでもあるんですけれども、
わたしにはないんです(泣)。本当にすみません。
ですから、今回の話はとっても同人とか、個人向け。商業で同じことができるかはちょっと謎です。

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まあ、そんなわけなんです。描き始めてから動き始める物語というものがあります。

 どうか1ページでもいいので、下書きのまま放っておかないで、ペンを入れてみてください。

きっと脳みそが働き始めます。そこに物語があるはずです。

松村上久郎でした。では、また。

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そんなノリで描いた、わたしのおすすめの漫画。
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絵日記?:なんか色々した気もする クリスタがカクついた

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順調に絵を描いたり動画を編集したりサムネを作ったりして1日も充実したところで就寝…と思ったのだが、サムネをつくる段になってクリスタが異様にカクつく現象に遭遇した。グラボ周りのドライバを中心に更新して回ったが、症状は回復しない。謎であるので明日以降リベンジすることにして、おとなしくphotoshopでサムネ作業をした。そうして夜の1時を回ろうという時間になってしまった。

tourboxが悪さしているとか、グラボがはたらいてないとか、とりあえず調べて見たのはそのへんだが、そもそもtourboxは最近まで普通に使っていたのだから突然牙を剥くことが考えにくい気もする。グラボはとりあえず普通に動いている気がする。眠いのでよくわからなくなってきた。

PC周りのよくわからない症状に一度出くわすと昔からなかなか治らないことが多い。(はたしてすんなり治るひとは世間にいるのか?)そういう星のもとに生まれたのかなんなのかはわからないが、靴の上から足を掻いているような感じでとってもいやんな気持ちである。

幸い動作がもっさりするのはいまのところクリスタのみであり、直近の仕事に使っているのはphotoshopなので一応危機は回避している…が、また変なタイミングでPCが逝ってしまわないかどうか一抹の不安も覚える。願わくば、どうか仕事の区切りがつくまで持ってほしいものである。

今日は午前中に2ページほど漫画を描いた。バラバラに描いて放っておいたもののうち、前後を思いついたものを多少付け加えたのだ。まだ短編として終わらせるには数ページ追加する必要があるものの、めんこいかんじになりそうなのでほっこりとしている。

しっかりベタが入るだけでとても「原稿」っぽくなる。いやほんと、そうなのである。各キャラのかならず1箇所くらいにはベタがないと不安になるようになってしまった。そんな体に誰がしたのか。

眠すぎるので寝ることにする。京都出発の荷造りをするチャンスは明日のみである。京都は6-20℃で変化するらしい。なんと面倒くさい日較差だろう。荷造りさせる気があるのだろうか?それともそういうぶぶづけなのだろうか。何を言っているのかわからなくなってきた。寝る。明日は仕事も少しして、それから荷造りにしようと思う。

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絵日記:「漫画の1コマ」として描いたほうがうまく描ける気がした日

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今日は体感的に水曜だと思っていたが、午後になると木曜になっていた。なんとも言えず、1日損した気分である。

◯デジ絵で気分転換だっっっ

最近は仕事の絵ばかりやっていたので、なんとなく今日は午前からデジ絵を描いて遊んだ。もっぱらデジタルで作業をしていたので、板タブを出したり引っ込めたりするよりはそのままデジタルで遊んだほうが手軽だったのである。

忙しい人用のタイムラプス。

折角なので?ざっくりと過程を振り返る。忙しい方はタイムラプスを眺めて読んだ気になってもらえればと思う。

◯「漫画の1コマ」だと思って描いてみる

デジタルになるととくにわたしは「1枚絵を描こう」という意識がほんとうにつよくなりすぎて何もできなくなることが多い。なんかこう、アナログのときと比べて、まーじでなにもわからなくなるのである。五里霧中である。
なので意識としては、1枚絵、ではなく「コマ」と思って描くようにしており、そのエンジンがかかってきたところでやっと線画が進むという有り様なのである。

具体的には、キャラクターを描いて、適当なサイズで切り抜いて続きを書く。あれ?以前のデジ絵日記でも同じ話をした気がするが、重複を恐れていては日記など書けない。気にしないことにする。

線画。本当はこの絵の前に1枚描いていたのだが、なんだかピンとこないのでこっそり2枚目である。
1枚目は日記の最後にでも載せようかしら。

私は手癖を愛しているので、いつも手癖でばかり絵を描いている。手癖で描くということに否定的な絵描きがあることも知っているが、私には「自分の名前を描くような自然な線は、手癖の中にこそ現れるのではないか」という気持ちがあるため、むしろ積極的に手癖で描いている。

それはともかくとして、この線画自体はたぶん5分くらいで描いた気がする。もっと丁寧に詰められるところは当然あるだろうが、丁寧に詰めることが今日のお絵かきの目的ではない。なんか自分の出したい線を、午前のピチピチの脳みそのうちに出して遊びたいのであった。さっさか塗りのステップに移行する。

ざっくりと色を置く。髪にマゼンタ系の色を選んで、そこから明るくしたり色を抜いたりして色を配置していく。基準になる色を決めて置いていったほうが全体に狂いがない、というより混乱が少ない。経験上、肌の色を選ぶときに「肌色」を選んだときは失敗する確率が高い。

なんとなく左下から光が当たっているような気がするが、あんまり深刻に考えず髪に光を置いていく。というか「なんか違う明るい色で”2で割る”」みたいなことをしている。厳密に物体のカタチに沿うような割り方はしておらず、超ざっくりである。「気持ちよく2で割る」のである。
大丈夫、たぶん悪いようにはならない。

背景にざっくりグラデーションを置いていく。凝った背景は思いつかなかった、というより、書ききるMPがなさそうな気がしたので無意識に選択肢から省いた気がする。早めにパーリンノイズを上からオーバーレイでかけておき(大好き)、自らのテンションを高めていきつつ、顔の影などを入れたりしながら色の濃さを調整する。こいつどんな服着てるんだ?という疑問を見て見ぬふりしつつ、ディテールを詰めていく。

背景に黒ベタのようなものを置いて画面を引き締めたいと思ったのだろう、色々線を入れている。折角グラデーションでしっとり見やすくしていたのに細い線をやかましくいれるとガチャガチャしてしまうのではないか、と知りつつも「わざと脱線する」ようなことをついしてしまう。まあ、遊びなのでよいのではないかな、ということにしておく。
「このくらいで止めたほうが…」というところで手を止めることで、なにかを発見する機会をのがしてしまうのではないか、という強迫観念のようなものもある。そろそろいい加減、、そういう手数の増やし方は卒業したいところなのだが。

完成。したことにする。

色々工程はあったがすっ飛ばして完成品を唐突に持ってきた。きりがないので箇条書きにする。

・口から吐く炎はあえて黄色にしておいた。でないと画面が明すぎて炎が十分に目立たないような気がしたため。でも、燃えてる頭は赤なんだよなぁ。
・吹き出しのセリフは入れるかどうか悩んだが、せっかくなので入れてみた。
・なんとなく画面の中に「風」が吹いていてほしいのだと思った。左上などの青い線や背景のガチャガチャはそうした欲求だったのだろう。
・画面下から入れている水色のグラデーションは少し過剰だったかな?という気もするが、なければないでなんかちゃうなぁと思ったのでそのままにしてしまった。

一通りの塗りが終わったら、「表示レイヤーをコピーして統合」をして、さらにそれを複製しつつちょっとぼかしたり、さらにぼかしたレイヤーをコピーして上から焼き込みレイヤーにしたりなどして遊ぶ。解像度に関しては今回はいじらなかった。というのも、もとの絵に6pxくらいガウスぼかしをやったら割としっとりとした感じが出てムカつかなかったためである。解像度をいじるより、こちらのほうが私の心臓にやさしい気もした。このしっとりとしたアナログ感を、これからはもうちょっと突き詰めて行きたいところである。

完成したレイヤー全体をコピーして上に持ってきて除算にした。
なんらかの指示書かカラーラフのような感じがして面白い気がする。わからんけど。

遊びの一環として、すべてのレイヤーの上から全体のコピーを持ってきて除算レイヤーにしてみた。なんかおもろい。なんかそのうち自分のフルカラーBDを描くときにでも活用できたらおもしろそうである。

今回の制作はクリップスタジオペイントであった。クリップスタジオはゼヒ、Adobe Photoshopを見習ってレイヤーモードのリアルタイムプレビュー機能を実装してほしいものである。わたしにとって、レイヤー遊びがデジタルらくがきの大いなるサビの1つだからである。

◯午後はふつうに仕事

そんなデジ絵遊びを午前一杯やった。3時間位だろうか。自分のための時間である。忙しいなかでもたまにそういう時間を作るとやはり気分がいい。
昼飯のパン+昨日のうどんのおじやを平らげたあと、気が抜けたのか午後は申し訳程度の量の仕事量になってしまった。が、深刻な感じがしないで取り組めたのでよしとする。なお、散歩には行きそびれてしまった上に夕方から2時間弱昼寝してしまった。充実していたのか、抜けていたのか意味のわからない日であった。

晩御飯はポークチャップであった。とても美味かったのだが、うまく写真が撮れなかったので写真は省略する。ここまでの日記を21:00までに書き、22:00からのカービィエアライダーダイレクトに備え、就寝前に投稿して眠るのである。なんとマメな人間だろうか。おとなしくウラの仕事をすすめたほうがよかったのかもしれない。

午前1発目に描いたやつ。色々試したが、なんだか左上の空間をどう処理していいかビジョンが見えず、1時間で一旦放置。
ユニコーンのOLが駅のホームで靴も靴下も脱いでのびのびしている感じだろうか。そうであれば、左上には砂浜が広がっていてもよかったかもしれないし、足元はすべて浅い海でもよかったかもしれない。この画像の小さなキャプション欄でそんなことを思いつかなくてもよいのに。

はい投稿ボタンポチーっ❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢

眠るのであった。


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日記:ふつうにチェンソーマンの映画を観るなどした日(ネタバレ無し)

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(この日記はチェンソーマン・レゼ編を見に行った日記だが、ネタバレを含まない。作画や声優さんのセリフのイントネーションに多少触れる程度である。はず。)

●午前は掃除機がけとおつかい。

昨日はたしか夜1:00前まで配信をしていて、終わったあと日記もつけずに床についた。配信のあとはなんとなく神経が高ぶっているのか、2:30くらいまでうとうと、うだうだとしていた気がするが、きっとなんとか寝たのだろう、ふつうに8:30には目が覚めた。というより、アラーモのカービィに起こされた。起きる時間が固定されているせいかはわからないが、不思議と寝付きが悪かった翌日でも寝不足感がないことが最近多い。知らずに睡眠負債が溜まっているのか、わたしが寝るのがうまくなったのか、リクツはよくわからないが、今のところ不調はないのでよしとしている。
 起きてそのまま朝食を食べ、部屋の掃除機をかけたり出しっぱなしだったレトロなサーキュレーターをいい加減箱にしまったりした。おふくろがいただきものの栗カボチャに苦戦しているのを横目に映画館へ身を繰り出そうとしたが、良心の呵責だろうか、おつかいに片栗粉1kgをスーパーでゲットしてきてからの映画館出発となった。

●レゼ見た。

入場特典と、ポップコーンのバター多めと、チュロス的なやつと、ホットココア。カロリーが過っ多過多である。

日曜日なので釧路の映画館といえども(失礼)まあまあ人が居た。それでも入場率3割程度だろうか。普段私は自分の身分を利用して平日のガラガラな時間に映画を見に来るのだが、それと比べれば随分とにぎやかなものだと思った。

予期していなかった入場特典をゲットしてにんまりとしつつ、映画館よくばりセット(と勝手に呼んでいる)を携えながら上映を待つ。いろいろ他の映画の予告をぼうっと眺めた気がするが、細田守監督の映画予告がおどろくほど面白くなさそうであった(失礼)こと以外は余り覚えていない。いい意味で期待を裏切ってくれることを祈りつつ、チェンソーマンレゼ編を鑑賞。

よかった。マンガで1部を先に読んでいるのでことの顛末を知っているとはいえ、やはり映像で見せられると、また違った心に残るものがあるものである。泣きそうである。


 レゼの声が良かった。もう一段階大人びた声の役者がでてくるかと思っていたので最初の声の高さが意外でもあったが、最後まで視聴して思うのは、これでよかったということである。セリフの随所で、自分がマンガを読んでいたときに想定していた声色やイントネーションと良い意味で違っている箇所が多く、大いに楽しめた。良い演技をするものだと感心する。


 作画についても良かった。が、バトルシーンに限った話、個人的には何が起こっているかわからないカットは多かった。迫力があったことは間違いないが、「何が起こっているか理解する」ための間、あるいは隙?のような時間をもらえないアニメーションがちょっと多い気もした。わたしの目が追いついていないだけかもしれない。チェンソーマンだし、これでいいのかも、とも思う。ただ、見せどころは確実に外さないように作っていると思う。そのあたりがまあ、緩急ということなんじゃないかと思うことにしている。あと、ビームがかわいかった。

●「いい女」を描く条件?

ここからは余談だが、「藤本タツキ先生はいい女を描くのがうまい」という話を聞いたことがある。「先生がいい女と同棲していたことがあるからではないか」などという話も耳に入る。もし自身の作品で「いい女」を描くために必要なのが「いい女性経験」だとするなら、はたして松村は「いい女」を描けるのだろうか?描いてきただろうか?と、いち作家としてふと考える。
 ここまで書いて思ったが、これは恐ろしい問いである。いきなり「描けません」と言ってしまうと、この文脈だといかにも「いままで付き合ったことのある女のひとたちが微妙でした」みたいなことになってしまって、これはいかにもマズい。慎重に言葉を選ぶ必要がある。

 私の漫画作品にでてくる女性はどれもこれも「いい女」というより「つよい」女性として登場する。男性キャラもあれこれ活躍するにはするのだが、物語をキメるのが、まずいつも女性だったりする。
 わたしの男女観としては、まず女性がつよく、男性がよわい。つよい、たくましい、という言葉は女性の方によく似合い、よわい、なさけない、あるいはめんこい、というのは男性のほうにむしろよく似合うような気がしている。これはなんというか、そう感じる、という程度のものである。あるのだが、自分の中ではかなり覆し難い実感でもある。出どころは不明である。

そう思うと、詳細は省くが、いままでわたしと御縁のあった(あるいは片思いした)女性は、何らかのかたちで「つよかった」気がしてならない。この場合の「つよい」は、まあいろいろとあるだろうが、なんとなく「女の人のなかの男らしさ」みたいなものが好きなんじゃないかなと思う。頼りがいがあるとか、判断が早いとか、度胸があるとかいったこともさることながら、パッとみたら自分の履いているのとそう変わらないような(?)スニーカーを履いていたり、なんと言えばいいのか、良い意味で「キャピキャピ」していなかったり、良い意味で「女らしさ」に追いかけられていない、でもちゃんと「女」をやっているところもあったり(?)、そんで声が低めだったり、なんかボーイッシュだったり、まあ、色々あるじゃないですか❢❢❢❢なんかこう、垣間見える男性性?じゃないけど!ドキッとする瞬間が❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢なんか❢❢❢あるじゃないですか❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢そういうのが❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢

だめだ。もうなにもわからなくなってきた。自分の中に「男らしさ」が欠けているので、そういう「つよい女性」に惹かれるということなのだと雑に総括して雑にこの話題を終わる。明日からはなにをしようか。今日は日曜日らしい日曜日にすると決めていたので1枚も絵を書かなかった。今週は裏の仕事を少し集中して進めたいので、1日の編成を多少変えて午前から裏の何かをするとしよう、などと思いつつ床につく。お前らも早く寝るように。ほな。

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モブを量産!キャラクターを素早く大量に生み出す方法 メモ

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https://youtu.be/1urRJ02pSmo

このページはこちらの動画 https://youtu.be/1urRJ02pSmo で説明に使ったメモ、資料のページです。紙でゆっくり見たい人向け。

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絵日記:漫画を1ページだけ描けたり土を買いに行ったりした日/何も思いついていなくても、漫画は描ける。

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まちゅむらだよ。眠いから寝ようかと思ったけどささっと日記を。

◯ふつうに漫画を1ページ描けたくさい

ここ数日は、午前のお絵かき時間で一枚絵ばかり描いていたのだが、「そろそろもうちょっと漫画描きてえんだよな…」ということで描いてみた。1枚絵の達成感と、「漫画」っぽいものを描けたときの達成感は、個人的には後者のほうが、大きくて深い。一枚絵だけに取り組んでいると、自分の中で、こう、なぁ~~~~にかが物足りなくなってくる気がするのであった。

A4、1ページ。めんこいページになったので動画化したい。全体はそのときに見せてあげよう。へへ。

結果的にはA4に1ページだけ漫画を描き、しかも前後あわせて4ページくらいのめんこい短編をここから同時に思いついたのでとても良い収穫の日だった。とても気味が良い。が、実をいえば、描き出す前は「なんも思いつかねぇなぁ…」と、とぼとぼ描き始めたのである。

◯なにも知らなくても描き始めるという「事務」

今回のページの描き始めは、2段目(1段目が写真から見切れて隠れている)のポニーテールの女の子の結び目のヒモである。漫画の1コマめから律儀に描き始めたのではなく、「とりあえずそのへんにポニテのヒモでも描くか」が、今日のお絵かきのスタートであった。(後日メイキング動画のゆ実を上げたいつもりなので、お楽しみに。)
「ヒモ1本」。キャラクターですらないし、もはや人体の1部ですらないものからの開始。漫画の内容はおろかコマ割りすら頭にない状態で1日が始まったのである。まさにこれこそが、松村お絵かきにおける「事務」にあたる部分と言えそうである。たぶんだけど。しらんけど。

なにも思いついていなくても、描き始めれば少しずつ、その絵の「正体」のようなものが明らかになる。いきなりすべてを見通す必要はない。女の子はどんな姿勢になっていそうか、その姿勢ならここはどこっぽいのか、その配置なら他にもキャラクターがいるのか、その子はなぜそこにいるのか、そのキャラとの関係は…などなど、小さな情報が芋づる式につながってでてくるのであり、その1つ1つが、まだ描かれていない漫画…これから描かれるかもしれない漫画の輪郭を、ちょっとずつあきらかにしていくのである。結果として、何も思いついていない状態から4ページくらいの短編のアイディア+1ページの線画原稿(セリフ未入力)が手元に生まれたので、ぐっどである。

◯松村の「漫画」の、生産スピード?

ところで、メイキングの収録時間を見るとおよそ96分であった。日記をマメに御覧頂いている諸君にとっては「結構時間かけてるほうやん?」と思われるかもしれないが、これはあくまで収録している「作画そのもの」の時間であり、実際にはの時間がかかっている。
9時30分頃に描き始めと同時に録画をスタートし、昼12時30分前くらいに収録の終了ボタンを押している。そう、録画を一時停止して、物語を発想し、コマ割りを考えるための時間の、およそ90分くらいが録画時間の「外」にあるのである。

そうなると、松村の「A4サイズの漫画1ページの生産スピード」がおよそ求まることになる。大雑把に計算して、作画そのものに90分、その他コマ割り等に90分、合計180分、つまり3時間で1ページ描ける、ということになる。

この試算は体感的にもおそらく正しい。「クロス×ハッチ」制作時も、1日2ページ描いたらヘトヘトになっていた。2ページ描いたら、手を止めて考える時間を含めるとちゃんと6時間になり、たしかに1日仕事になっている。見かけ上の収録時間ばかりいままでみていたので見落としていたが、自分が「ほんとうは1ページにどのくらいかかる人間なのか」ちょっとだけはっきりしたのは良いことだと思った。

こちらが真の1コマ目である。カーテンの隙間から覗くねこ。カーテンの作画を簡素にしたため、このコマの作画コストはかなり低め。

ちなみに、いままでA5サイズの一枚絵にかけていた時間は60分~90分であった(こちらはあまり一時停止しないでザーッと進むことが割と多い)。一方で、今回はA4の漫画に3時間かかっている。単純計算でいくと、漫画であれ一枚絵であれA5サイズを埋めるのに1時間~90分かけている計算である。
あれ?物語やコマ割りを考える労力があるのにどうして漫画と一枚絵が同じような時間なんだろう?と一瞬思ったが、漫画のほうが「一枚絵」的な描き込みをせずに済む部分もあり、作画コストと「コマ割りー物語」コストがなんかいい感じでバランスしているのだろう。細かく整合性を考え始めるとわからなくなるのでほどほどにするのだが、まあ、要するに、A5サイズで1単位と思っておけば実用上問題なかろう。思ったより漫画と一枚絵でトータルに差がなさそうなのは意外である。

◯午後はジャスコに散歩に行ったりホーマックで土を買ったり

なにはともあれ午前中に漫画が描けて気味が良いので、午後は昼食後にジャスコに散歩に出かけたり、母のおつかいで園芸用の土を4パックほど買ってきたりした。

スケジュール的に行くと、昼食後13:00~14:00は「ぼうっとする」ことが許されている時間である。なぜならいつもぼうっとしているからである。それならばと、今日は変則的な時間に散歩に出かけてみた。

しかしいざ出歩いてみると「午後からはあれをやって、これをやって…」と、頭の中で午後の仕事について考えていたりしており、散歩に思ったより集中できなかった。いつもは午後の仕事が一段落してから夕方に散歩していることもあってか、仕事が控えていると思うといつもの散歩と勝手が違ったのかも知れない。かといって昼食後いきなり活動的に仕事ができるかというとそうでもないため、どうにもこうにもである。散歩は1時間弱くらいで適当に切り上げ、父が最近気に入って食べているレーズンロールパンを買いつつ、ホーマックで土を買って帰った。

細かい話だが、ジャスコで今日は車椅子のお客さんを5人ほど見かけた。たまたまなのだろうが、ふと「車椅子の方々も、スペースの都合で混雑する休日を避けて平日のジャスコに行ったりするのだろうか」と思ったりした。真相は不明である。

加えて、ジャスコの駐車場で車椅子のおばさんが犬2匹、でっかいシベリアン・ハスキーと小さめのダックスフンドにヒモで引かれつつ移動していたのを、駐車場の車から見かけた。ヒモがおばさんの胴体にしっかり結ばれていたので、「そういう補助犬」だったのだろうか。いろいろな苦労を勝手に連想すると同時に、体格差のある犬のコンビが仲良さげにご主人を引っ張っていく様子は目を細めざるを得ない、実に微笑ましい光景であった(ここに絵)。

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午後は多少グダったりもしたのだが、とりあえず今日は「なんにも思いついていなくてもやっぱり描けたりする」が改めてちゃんと実証できた日なので気分がよかった。裏で抱えている仕事も少し進展。皆に発表できる日を楽しみにしつつ、今日も眠ってみる。

おやすみなさい。

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絵日記:ビキニアーマーチャレンジと一日の「生産量」

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まちゅむらだよ。日記だよ。全然頑張って書こうと思ってはいないんだけど、いざ書き始めるとタイピングの速さにかまけて冗長になりがちなので、シュッと書こうと思うよ。どうなるかな。

◯今日のお絵かき。

今日の朝1発目は、こんな感じの絵になりました。

なぜビキニアーマーなのか。

ビキニアーマーだ。力いっぱいビキニアーマーだ。なんとなくこうなってしまったのである。
最初は少し下からあおるようなアングルで一貫して描くつもりだったが、顔の角度が思ったよりこちらを睨む格好になったので帳尻を合わせるためになんか違う感じになってしまった。あの上半身の角度で顔があの角度でありえるかどうか怪しいが、ちょっとくらい「ん?」と思ってもあわててボツにしないで最後まで描いてみることである。素直に顔を右上というか前方を眺めるような角度にしておいたほうが無難だったろうが、まあ、よいことにしよう。

Q.あれは陰毛なのですか?

A.はは。

◯すぎたるわおよばざるがごとし?

なんとなくビキニアーマーを描いた余波で興奮していたのか(性欲)、午前中の時間も1時間ほど余っていたので紙の余りスペースにさらにもう1枚絵を描こうと思い、続けてやってみた。

けつ。

ケツだ……

描き終わりの時間は12時30頃。収録時間的に見てみると、左の絵に75分ほど、右の絵に50分ほど時間をかけたことになっている。休憩を若干だけ挟んだとはいえ、こう、やはりというか、ゆったり時間をかけた左のほうが出来はよいと感じている。
右もシンプルにもう1つケツを描きたかった自分が1日に生産できる1枚絵の量をまた一度測ってやろうではないかという気持ちで敢えて突入してみたが、昼飯までに終わらせようという気持ちも働いてか、あるいは既に絵を1枚描いたあとの「ハイ」のせいか、やや筆が走りがちで構図も若干散らかっている気がする。ふつうに午後に回せば良かった気もするが、午後は午後でやりたいことがあったので、それもまた微妙である。慌てず次の日に回したほうがパフォーマンスはよかったかもしれない。
物理的に描けるからと言って、インターバルをあまり置かないのも考えものだと思った。筆がハヤるのである。

ところで、右半分になにか漫画的なものを展開しようと思い一時間を置いて考えたのだが、今回に関してはとくに思い浮かばなかった(ふつうにドラゴンと戦っているとか、そういう「別の構図」がおぼろげながら浮かんだ程度)ので、まあ、それは日を改めて描くか、ということに自分の中でなった。というか、漫画が思いつかない場合は紙の右を開けておいて、違う1枚絵を描くときは別の画用紙を引っ張ってくるのだった。そのほうがいざ漫画を描くときはバラバラにならなくて整備性がよさそうではある。まあそのへんは、次から気がついたらやるかんじで。

右脳も左脳もくたびれてきた日である。日記おわりである。

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【日記+絵日記】甥っ子の誕生日祝で寿司→昨日の絵に漫画を足してみた日

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まちゅだよ。今日はふつうの日記とお絵かきの日記どっちもだよ。
散らかってますねぇ❢❢❢❢❢❢❢へへ。

◯甥の誕生日祝いとしてお寿司を食べに行った

もうすぐ、上の甥っ子の誕生日である。早いもので来年中学生になる。
本当に早い。自分が小学生の時の6年間はいかにも長く感じたものだが、他人となるとこうもあっという間だろうか。まさしく光陰矢の如しである。

釧路の創作寿司チェーン「まつりや」にて。やっぱりサーモンが一番好きですねぇ❢

今日は上の甥っ子の誕生日(といってももう少し先だが)の前祝いということで寿司になった。下の甥っ子が「11皿食べる!」と息巻いていたが、そこまでお腹が空かなかったらしく5皿ほどで終了。適量かと思う。

上の甥っ子のお祝いで本屋さんなどに行ったわけだが、どういうわけか下の甥っ子がちゃっかりとレゴのおもちゃをゲットしているのである。なんというか、ほんとうにちゃっかりしたものである。
肝心の上の甥は対照的にえらく落ち着いたもので、軽いコミック本のようなものを2冊だけ手にとって誕生日プレゼントとしていた。下の弟が立派なレゴを買ってもらっているのだ、ここは分厚い図鑑でもどうだ、と聞いてみたが、「いや、いい」とあっさり断られてしまった。遠慮しているのではなく、本当にそこまで物欲がない子なのだと思う。兄弟で随分性格が違うものだと思った。

中学生になったら、どっちにもおぢさんが立派なPCを買ってあげますからね。

◯A4の効率的な使い方?

さて、今日は思いつきで昨日の絵に漫画を少しだけ足してみた。ほんのA5サイズで終わる短い一幕だが、思いついてしまったうちに描いてしまおうと思い、筆を執る。本当は午前中に終わらせるつもりだったが、昼のお寿司に間に合わせる都合もあり中断。結局、甥を色々なところに連れて行ったあと16:00過ぎくらいに帰宅して続きをトボトボと描くことになった。

昨日の絵のつづきのように描いた漫画。セリフは手書きで入れるにはあまりに吹き出しが小さいので、諦めて後で打ち込むことにする。

 良い一枚絵が描けたとき、前後の物語がムリなく連想されるものであり、自分にとっては珍しいことではないどころかごくごく日常的なことである(嘘。これは盛った)。いつも、お話より先に絵があるのである。まず、見た目なのである。
 そこまでは良いのだが、いつも「思いついたなぁ」と思っただけで満足してほったらかしてしまう。我ながら勿体ないというか、「1枚絵さえあれば、私はいつでもお話を思いつくだろう」と思って油断が過ぎるというのが正直なところだと思う。要するに、怠けているのである。

 しかし見たまえ、その1枚絵の横にはおあつらえむきにスペースが空いているではないか。これではもう言い訳もできない、ということで、今日は珍しく横にそのまま展開を描いてみたのであった。

A4原稿用紙の全体。ぎゅっとすれば、見開きを90分くらいで描いたような雰囲気である。

A4の紙の半分に1枚絵を、もう半分に1枚絵に関連する漫画を描くというのは我ながら良い思いつきのように思った。1枚絵と漫画が、1枚のA4用紙に収まっているところが実に無駄がなく美しいと思う。「一枚絵もやりたい、漫画もやりたい」という自分の気持ちともマッチしている。このままA5の本にすることもできるし、やりたければ横長のA4の画集のようにもできる。

 だいたい片側を埋めるのに長くて1時間ちょいかかる計算なので、午前9時過ぎに制作を開始した場合、休憩込みでちょうど昼12時過ぎくらいには1枚絵と漫画が一揃いできあがる計算になる。当然これは理想論である。いささか忙しい感じになるので実際には1枚絵を描くだけでへとへとになっている気もするが、元気なときのスケジュールとしては決してムリからぬ範囲ではないかと感じる。今日のように変則的なスケジュールの日はうまくいかないだろうが、もしほんとうにこれから毎日一枚絵と漫画が1つずつ収穫できるなら非常に気味が良い。もはやなんでもできそうな気がしてきた。

 1枚絵的なものがあればSNSなどへの投稿にも便利である。漫画の部分がささやかにでもできれば、HPに気軽に載せられるような漫画にも事欠かなくなる(気がする…あくまで頭の中の計算では、だが…)。そして先にも触れたが、画集などの完成形もイメージしやすい。更に、YouTube用の動画のメイキング素材も同時に収穫できる(私はほぼすべてのイラストのメイキングを収録している)。ゆっくり実況でどのように編集するかはあらためて再考したいところだが、しっかりと雛形を見直してちゃんと作ればかなり良いゆ実になるイメージがある。前半で一枚絵の実況をし、後半で漫画の実況をするのである。あれ?ほんとうは俺はずっとそれをやってみたかったんじゃないか?そんでもってゆ実も、こうしてA5サイズの一枚絵を描いていることと同じように、気軽に作ってそれなりのペースで投稿できるようにパワーバランスを見直せば、twitter,HP,YouTube,pixivといったネット周りの投稿ペースは大幅に改善を見ることになると思う。(まあ、凝った技法系の動画を作る際はさすがに時間を取りたいが。)

 これまで「1,2,3,4…」とバラバラに取り組んでいたものが「1」でできるようになっていくような手応えを感じることが、ここ最近少しずつ増えてきた気がする。勿論いまはリズムを「作って」いる最中なのでまだまだ荒いのだが、10月に入ってから何かが少しずつマシになっていく音が聞こえる気がする。良い傾向だと思うので、もう少しだけ調子に乗ったままでいようと思う。まあ、すべて「気がする」程度のことなのだが。

興奮して色々なにか喋った気がするが、当面の自分の宿題は一貫している。「描ける分は、描きなさい」。それなりの筆の速さを自覚している身としては、描かないとすればそれはただ1つ、自身の怠惰によるものである。

まあ、疲れたら休むし眠かったら寝るんだけども。
今日は眠いから寝るぬ。おやすみぬ。

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【絵日記】唐突に主線なし背景に少しだけ目覚めた日

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まああれだ、結局毎朝絵を描いているのだから、それで絵日記としてしまえば絵関連のコンテンツも増えてHPも次第に充実するだろうということなのである。むしろなぜいままで気づかなかったのか!

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午前の8時台起きはそれなりに定着を見せている。なによりである。

午前中の過ごし方であるが、まずA4用紙半分に万年筆でモノクロ絵を描くということがだいたいの決まりになっている。順調に終わるととても気分が良い。

時間にしておよそ30分か、少し長引いて1時間ちょっとである。1時間半になれば、だいぶ時間を使ったなぁ、というところ。午前の時間が1時間以上余るので、本来もっと時間をかけてやってもよいといえばよいのだが、実質A5サイズなのでこれでよいといえば良い気がする。

◯今日の絵。

今日の朝描いた絵がこんな感じである。

でかめの十手とけだるい手錠をたずさえた婦警がヒマを持て余している。

今日はいい絵が描けた気がする。気に入ったポイントを上げてみる。

・ポニーテールが描けた。(なぜかポニーテールは小学生の頃から自分の漫画の女性キャラに多用していた髪型である。おそらく小学生の頃に始めて恋した女の子がポニーテールだったからだと思われる。今自分の心を遡って確かめた結果、これはたぶん冗談ではなくガチである。)
・てきとうに描いた仕草がなんかいいかんじでよかった
・雑に決めた婦警という設定がポーズと偶然マッチしてよかった(偶然)
・背景にほとんど主線を使わないで済ませたが、個人的にはいいかんじになったきがする

◯線を「積分」すると絵になる?

いつも「今日はどんな絵になるかな?」と思って描き始めている。そういうと晩年のピカソの名言を思わせる気もするが、実際にはそんな大それたことではない。先にポーズやら構図やら設定やらをヘタに思いついてしまうと、「そこから外れないように」という─なんというかつまり「狙う」という心理的コストがそこには生まれるのであり、私は結局それをいつも嫌ってしまうのである。一方、「今引けそうな、良さそうな線」を選んでいけば、結果的に「いい線だけで構成されたいい絵」が生まれる。わたしのイラスト制作はそんな積分的なリクツで成り立っている(積分なのだろうか?)。

加えて、『「どんな絵を描こうか?」と考える時間自体がコストではないか?』という感覚が、以前よりもうんと高まっている。おそらく勘違いではない。だから、さっさと線を引いてしまいたい。これはそういうことだと思う。

絵における計画の最小単位は「今引く線」である。これをまず引いておき、「次に来そうな線」のシルエットを右脳が見つけるのを何秒か、あるいは何分でも待ち、「次ここね」と指令が来てから線を引く。そんな工程をたぶん500ないし700くらいつづけると、人物がひとり描き終わるのだと思う。画数なんて数えてないんだけどさ。

スキャンしたばーじょん。左上の空白は、勇気の撤退。

◯え!?主線のない背景描くの初めて!?!?!?

ペン画民を名乗るうえで、主線のない背景処理などはむしろもっと積極的に取り組むべき作画上の課題であった。しかしなんというか、なぜかいつも「主線無しで描く」という発想そのものが、絵を書いている最中の自分からは抜け落ちていることが常なのであった。理由はよくわからないが、とにかくそうであった。

しかしなぜか今朝になって、かなり適当ではあるが主線無しで背景を構成しようという気になった。どういうわけか。
人物をある程度描いたあと、周囲をコマ割りのように実線で囲ってしまうか、開けたままにするのか、構図の「しまいかた」にしばしば悩む。絵は始めるより終わらせることのほうが難しい。実線で囲むとうるさいが、なにもないと流石になにか弱い気がした。そこで右脳が出した答えが「主線のない背景」ということだったのだろうと思う。

背景にある物体がなんなのかは具体的には全く考えていない。どうせなにか建物だったのだろう、という体たらくである。まあどうせピントは合ってない気がするので、「なんかあるよ」というくらいで今回はとくに十分だったのだろう。自分にそういう選択肢がちゃんと存在すると確認できた事自体が、今日はうれしかった。もっと積極的にこの選択肢を選ぶことができるようになりつつ、明暗のデリケートな表現も上達させていけば、わたしはちゃんとペン画民としてまたレベルアップできるだろうというイメージも湧いた。今日はそうした意味で、吉日である。

◯松村が「絵描きとして」取り組みたいことの正体?

さて先程、その場その場でそれっぽい線を選べば最終的に幸せになるだろうという話をしたが、これは「局所的な最適解を選び続けることで全体としての最適解につながるはずだ」という、楽観的な話である。なだらかな道ばかり選んでいてもゴールにつながっているとは限らないし、険しい道でやばそうだけど長い目で見れば正解、なんてこともいくらでもありそうである。

なので、これは信仰に近い創作スタイルだと言って良いと思う。正直、それっぽい線を引いていったけど最終的にパッとしなくなったなんてことはいくらでもある。しかし、パーになることを恐れていてはこんな絵の描き方はとてもできない。なので、わたしは間違えるたびに「次同じ局面になったとき、手を止めて時間を取って考えよう」ということに加え「選択肢をまちがえてもあとで正解になるような手を後で打てば良い」ということを次第に考えるようになったのである。

仮に「まちがえてもあとで無理やり正解にする」という方法に究極的に習熟するなら、それは言ってしまえば「なにを選ぼうとなんでもあり」なのであり、それは「計画」からの究極的な自由を意味すると思う(要出典)。
 そんなゴーインな、乱暴な脳筋積分みたいなスタイルを、巻き戻しの効かない一発書きのフィールドですっかり身につけてしまいたい、証明してみたい、ほんで見せびらかしたい。ドヤ顔したい。松村の絵かきとしての欲求の少なくとも一部は、そのあたりにあると思う。

言い換えると、「ちょうちょを追いかけてたら富士山のてっぺんまで登っていた」というような絵の描き方をしたいのだと思う。あるいは、公園の砂場で遊んでいたら大手ゼネコンになっていたくらいのことだろうか。いずれにせよ、ぜいたくなお話である。

ぜいたくではあるが、突き詰めるとわたしは「一日ずつしか生きられない、将来のわからない人生なるものをどうやって不安無く、豊かなものにするのか?1日をいかに心配無く過ごすのか?」という問題が結局こどものころから気になっているのであって、それが創作スタイルにも反映されている気がする。こじつけである。こじつけではあるものの、人生に対する疑問はやはりある程度創作に出るものだとは思った。心配性なので、心配から自由になりたいのだと思う。

まとまらないが、ギリギリ絵の話をしたので日記を終わる。

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