Top お知らせ 創作のはなし 漫画BD紹介 日々の絵 日記 ギャラリー キャラクター紹介 おもな活動 作ったツール
※映画「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」のネタバレあり感想日記です!ご注意ください。

4/24金に公開された「マリオギャラクシー」を、初日早速見に行く気満々だったが色々あって2日遅れの日曜参戦となった。地元の釧路イオンシネマにいそいそと足を運び、1番スクリーン中央にどっかりと鎮座。ワタシアタープラス会員なので割引が効いており、気兼ね無くポップコーンなどいただいてしまうわけである。
鑑賞❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢(以下からネタバレあり感想でやんす)
___________
先に全体の感想を言っておくと、よかった。基本的には視聴体験に満足している。
お楽しみ要素の詰め込み具合で言えば体感前作の2.5倍ほどあり、脚本がどうとかじゃない展開のジェットコースター感にめまいを起こしそうになった。作画としては派手にやりながらもしっかりメリハリがあって終始楽しいのだが、「脚本や展開が」ジェットコースターなのである。この点については明らかに前作以上と思う。
(前日にお出かけのためちょい早起き+帰ってからの配信で神経高ぶってちょい寝付けない→朝6時に目が開いてしまい寝不足気味というコンディションで観てしまったので、余計ちょっとたいへんだったかもしれない。もしこれから視聴するという人がコレを読んでいるのであれば、是非十分に睡眠を取ってから臨むことをオススメしたい。)
_________
マリオ映画については私は1作目も拝見しており、こちらに関しては本当に両手を上げて大喜びしてしまった人間である。1作目の段階から、マリオ映画は「とにかくやりたいこと詰め込む❢❢❢❢❢❢❢❢❢」という情熱が全面に出ており、わたしもそれで心の底から楽しませてもらった勢である。
今回の「マリギャラ」についても、概ね似たような感想である。ひたすら視覚的にも楽しかったことは変わらず、この点は非常に満足なのである。
…が、どうしてもいくつか気になるというか、引っかかってしまって観劇に集中できないところが出てきてしまったのである。せっかくの日記なので、少しここに書いてみようと思う。
_________
◯ロゼッタの出番が少ない?
ロゼッタは映画予告編などで大立ち回りをしている姿が劇場公開前から印象的だったが、あれはほぼ映画冒頭のことであり、ロゼッタ自身のチャンバラは映画後半では全くといっていいほどなかったのである。
ピーチとロゼッタの関係性が本映画でしっかり描かれたので、せっかくならロゼッタ救出後、前作でマリオとルイージがスター状態でクッパをボコしたように、ピーチとロゼッタのイカした共闘がちょっとで良いから観たかった。「1作目の感動をもう一度!」という作り方をするつもりがどうやら宮本さんにあんまりなかったそうなので、それならまあ仕方ないかと言う気もするが、もうちょっとロゼッタとピーチふたりのアクションが観たかった気持ちは残った。
(あと、なんかロゼッタのエネルギーを吸い出したでかい兵器?みたいなのが結局一度も使用されず森になってしまったのは「映画の中で登場した銃は、1回は使用されなければいけない」的な映画脚本原則からは外れたなーとは思った。まあ恐らく、知っていて無視したんだろうなと思う。そこを守るよりゲーム原作映画として面白いものをドンドン見せるほうを是とした判断自体は、まあマリオ映画ならそうだよな、という気もする。)
◯ クッパの心の葛藤をもうちょっと見たかった?
クッパがマリオ・ルイージとの友情と、クッパJr.との父親としての家族の絆の間で揺れる描写で若干疑問が残った。私が本映画に前作ほど没頭できなかった理由の大半はこの点である。ちょっと順に見ていきたい。
クッパとルイージの関係はまあまあ良好なように描かれていたが、クッパとマリオの仲がいつのまにマシになったのか?というところでいささか唐突感があった。途中で巨大に戻ったタイミングでマリオを真っ先にボコすくらいの関係値なのかな?と思っていたら全然友情モードだったので不意をつかれたが、「あ、ひょっとしてマリオRPGくらいの仲良し感見れるかも???????」とも思い、ここについてはいい意味で唐突だった気もする。
が。そのあとあっさりとマリオたちの身代わりとしてハチの王国?で炭鉱夫になってしまう流れについては、「おまえらいつそこまで仲良くなったんだ!?!?」感が強かった。ルイージはともかく、マリオとの絆をなんだかんだ深めたんだよ的なカットが1つか2つでもあれば唐突感は薄まったかもしれない。
(あるいは、ハチの王国で火炎を吐いたりして「いいからワガハイたちを案内するのだ!!ガオーー!!」と大魔王ムーブをやって無理やり次の星に行くみたいな、「マリオたちにだけ懐いてるだけのワルモノ」みたいなノリもちょっとだけ見てみたかったかも知れない。で、マリオたちにまあまあまあ、となだめられててほしかった。)
で、クッパJr.とクッパが再会したあとの、友情と親子愛の間で揺れるクッパをもうちょっと見たかった。なんならマリオとふたたび橋の上で対決するときのセリフを変えるか追加するだけでもいい。「ワガハイは…友情もタイセツだ…マリオよ…同じ女に惚れたよしみもある….しかし!息子が望むなら…やっぱりワガハイは…大魔王なのだ…❢❢❢❢」くらいのセリフは聞きたかったのかもしれない。一時とはいえ進んで身代わりにまでなったんだし、あともうちょっとだけでも頭を抱えて悩んでほしかったような、と思ってしまう。
ただまあこれについても、「映画は映像で見せるもの」という映画の大前提を思うと、クッパJrにぬいぐるみ劇を見せてあげたり、クッパの眼前に広がるかつての部下たちの熱狂を描いたりっていう描写でクッパの中の「大魔王」が再び目覚めたってことで最低限の説明はしたことにして、あとはガンガンアクションやるっていう選択肢でよいのかもしれないとも思う。でも、マリオとピーチがクッパJr.の鬼畜コースでヤバそうになってるところで思わず目を覆っちゃうクッパをチラッとカメラの隅に入れたり、それをJrにバレないように取り繕ったりでもしてくれたら「あ、まだちょっと揺れてるんだな」という葛藤の解釈を入れる余地があった気がする。
そのへんの、クッパの葛藤の描き方で、もしかしたらほんのちょっとのセリフ、セリフじゃなくても回想シーンやカット・身振り手振りのちょっとした演技だけでもかなりマシになったかもしれないという”余地”を感じてしまい、個人的に「惜しい」と思ってしまった。
まあ、すべてはラストのホネクッパをやるためだったのかもしれない。個人的にはマリギャラ原作は未プレイなので、ゲームとの設定の違い等で喰らったダメージはないのだが、クッパが骨になっちゃったのがちょっと食らってしまった。(ホネクッパについてはマリオカートWiiでしか履修していない)(あのホネ、次回作以降もずっとああなん…?)
(ちなみに一応、クライマックスの舞台の星でジェットコースターに乗っているノコノコたちが溶岩に突入してカロンになっている描写があり、伏線になっていた気がする。が、ホネクッパの存在を忘れていたので結局驚いた)

◯その他
・ピーチのアクションめっちゃ多くてうれし。。。うれし。。。
・裏世界みたいなカジノのワールドほんと好き。。。。
・ピーチの表情がですね…かわいいうえに男らしい気がしていいんですよね…
・フォックスの不時着先にピクミンがいて部品いっしょにあつめてくれてたらめんこいなとは思った。が、ヨッシーと恐竜のシーンのほうがやりたかったんだろうなっていう気もした。空港にピクミンのロケットあったし、星の観光客としてちゃっかり2回目登場してもめんこかったかも。まあ、でも1回で十分か。
(・まさかのフォックスがマリオのあたらしい恋敵!?とか一瞬思ったけどそんなことはなかったので安心した。
マリギャラ映画のネタバレツイートは全力で回避していたが「それをやるの!?という展開で…」うんぬんというツイートを一瞬だけ見てしまったので、「まさかマリオの初代のアニメ映画みたいに、別の国の王子様とピーチが結婚みたいなことをやるつもりか…!?」と無駄に身構えてしまった。(そういうアニメ映画があったのである。和田アキ子がクッパの声優をやっている。))
・最後サルがグーパンでダウンさせられたの若干かわいそうが勝った。グーパンで殴り飛ばしたあとの猿のアップは個人的にはなくてもよくて、画面の外で地面にべしゃっ!とかドンガラガッシャーン!ってなってる音が鳴ってれば制裁感としてはちょうどよかったかもしれない。でもデイジー楽しみ。次はまた3年後だろうか?
◯まとめ
色々書きはしたが、マリオ映画はこれでいい。恐らく、寝不足じゃない脳みそで2回目を見ればまた感想が変わりそうな手応え感ではある。映像の楽しさだけでいえば間違いなく100点、いや120点満点だったとやはり思う。映画館に来ていた親子連れの子どもたちは楽しそうに観劇していた。
今回は友情や親子愛といった、前作と違う心理的な描写が必要なテーマを下敷きにしたうえでの「”マリオ映画としての”2作目」というところで、調整の力加減や脚本整理、見せたい場面との折り合い難易度が上がったのだろうという印象である。なにはともあれ、脚本の整合性がどうこうより「つくりたい画面を作る❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢❢」という方針でどこまでも行ってほしいという思いはある。そのうえで、しかし脚本や心理描写の面で「損をする」ということはしないでほしいなという1ファンとしての欲だけここに書き残しつつ、ダラダラとした感想を終わる。
________
眠ろう。なにはともあれ、リッチな画面をたくさん見れて満足である。実写ゼルダも楽しみであるし、今後もしスプラトゥーンやMOTHERが映画化されるようなことがあるならば今からでも全裸で待機したいところである。なにやら世情もあって任天堂の株価は下降気味らしいが、わたしのなかでは評価はずっと高いままである。問題点をしっかり修正しつつ、予想を超えたすばらしいものをこれからも打ち出してくれるだろうと信じている。
眠る。おやすみである。

