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敷地を挟んだ隣に90近い婆さんが住んでいる。たくさん交流をしてきたというわけではないが、わたしが子供の頃から遠巻きにわたしを見守ってくれていたであろう近所の爺さん婆さんのひとりである。わたしは小学生の頃大声で歌いながら帰って来るタイプのクソガキだったので、「お、あいつ帰ってきたな」と軽めにバレていたんじゃないかと今では思う。
ちょっと更地の前面に小さめのフェンスをいくつかだけ立てておこうということで、昨日今日わずかながら作業をした。フェンスといっても、高さ60cm幅80cmくらいの小さなものを都合3つほど立ててあるだけであるが、一応「空き地じゃなくて敷地だよ」アピールである。アッピルである。
作業をしていると、隣の婆さんが玄関前の掃除をしに出てきた。
「なにか家でも立てる予定があるのかい?」
「いえいえ、しばらく何も建ちませんよ」
土地を買うお金だけですっからかんになりましたからね、と軽口を叩いてささやかなウケを取りつつ、少しだけだが会話をした。
近日もニュースになった通り、釧路もやっぱり雪が降る。道東なので札幌ほどではないが、やっぱり降るときは降る。加えて、昔の建築基準法で土地境界キワキワまで婆さんの家は建っている。つまり、隣の婆さんちの屋根からの落雪は、この更地に遠慮なく降り注ぐ構図なのである。
「なにか建てるんなら、雪が落ちないようになんか網でも張らんとっておもっとったんだけどねぇ」
「いやいや、しばらーく何も建てないので、いいですよこのままで。どうせ雪ですし」
婆さんの年齢を考えれば、生きている間になにかどでかい家がいきなり建つことがなさそうなのはそのとおりである。なのでこういってあげたほうが、婆さん的にも「どうやら生きてる間に余計なことはしなくてよさそうだ」とひと心地つくだろうとも思った。どうせ雪は解ける。
そんなこんなで、また来年雪が降ったとき、玄関前の雪をこっそりこの辺に捨ててしまっても構わない、とも伝えておいた。あんまり大勢の人に雪を捨てられるとたまったものではないが、隣の婆さん1人分くらい良かろうと思う。婆さんがちょっと遠くの雪捨て場まで何度も往復するよりよっぽど腰にやさしいだろう。まあ、とりあえずこれでいいのである。
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更地にはまだ99%なにもてをつけられていない。80万~くらいで小さなログハウスかトレーラーハウスかよくわからないが、とりあえず物置のヨコに置いておこうかという話がある程度で、あとは一面コキア畑にするくらいの予定しかない。家が一見建つという直近の予定もないのであった。
置くとすれば敷地の奥側なので、一面をコキア畑にする前にさっさとしたほうがよいのはそうなのだが、なかなかいい案は見つからない。さてさて、どうしたものか。のんびり検索しながらモニュモニュと過ごしているのである。
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そんな感じである。4月に入ってもとくに大事件は起こらず、どちらかというと淡々とした日々を過ごしている。動画を作るスキがまだ生まれないのが惜しいが、まあ、人間1日分を生きていくのである。
眠ろう。今日はなんとなくよく眠れる気がする。私はスケベでどうしようもない人間なのだが、ひとへのやさしさをなんとか忘れずに、いつか良いジジイになりたいものである。
眠る。おやすみである。

