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今日初めて、釧路に雪らしい雪が降り始めた。というより、まさに今降っているところである。積雪である。家の前の道路や自動車はすでに薄い雪で覆われている。雪は夜の予報だったので、おおかた約束通りに雪が来たのであった。

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雪が降っているときは、カーテンを締めていても気配でわかる。なんということはない、外が明るいのだ。カーテン越しに透けてくる明かりの強さによって、わたしはカーテンを開ける前に雪の有無を予想することができる。わたしの固有スキルと言うより雪国の住民ならある程度誰でもわきまえている程度のことだろうと思うが、はたして雪は、予想通り降っていた。

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雪の夜は静かである。雪が外界の音を吸収するので、風さえ吹いていなければ、その降り注ぐ見た目のにぎやかさと裏腹に、雪とは音のない自然現象である。

加えて、繰り返しになるが雪の夜は明るい。街灯の白、民家の灯明、国道を行き交う自動車のビーム、様々な光をたずさえて、雪は夜全体をほんのりと明るく包み込む。つまり、理想的な雪の夜は、静かで、ちょっと明るいのである。ついでに、少し暖かい気もする。

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思わず窓を開ける。これをせずには冬は始まらない。吹雪と言うほどではないため、チリチリと顔に雪の小粒が触れる程度で済んでいる。冷たい。ああ私にもやっと冬が来た。外の無音を楽しむために傍の加湿器を一旦停止して、しばし窓際に立ち尽くす。良い雪の夜である。街灯が、降る雪を次々と照らしては見送っていく様をじっと眺めるのが好きだ。

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ーさて当然寒いので適当なところで切り上げるべきなのだが、年甲斐もなく初雪の興奮冷めやらない。窓は流石に閉めつつも、しばし飽きるまで南側のカーテンのみ開け放っておきつつ、私史上36度目の冬にこの日記の筆を取っている。

ああ、今日はカーテンを開けたまま寝たい。これからまたこの釧路に厳しい寒さと積雪がやってくるのだろうが、私は冬のことを、昔からの静かな友達だと思っている。

眠る。今年はきっと良い冬になるという淡い予感があり、心地よいのである。

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